老いは止められない。でも進行速度は変えられる|50代が気づいたコントロールの思想
25年間、選手の体と向き合ってきた。
その中でたどり着いた確信がある。
老いは止められない。でも、進行速度は変えられる。
老いに勝てる人の条件
トレーニングコーチとして、たくさんの選手を見てきた。
老いに勝てる人と、そうでない人の違いは何か。
ずっと考えてきた。
答えはシンプルだった。
完璧じゃなくていい。でも諦めない人が勝てる。
どの道を通ってもいい。
時間がかかってもいい。
道に迷ってもいい。
ゴールに向かい続けられる人が、最終的に老いに勝てる。
完璧な人間なんていない。
でも、諦めない人間はいる。
自己採点80点でいい
正直に採点してみた。
今の自分は、80点くらいだ。
コロナで落ちた時期があった。
東日本大震災で気持ちが上がらない時期があった。
更年期らしき変化を感じた時期もあった。
それでも、諦めなかった。
通訳にチャレンジした。
ブログを始めた。
少しずつ動き出してきた。
90点を目指すこともできる。
でも「まーいいや」と思える部分があってもいい。
その余白が、長く続けるコツだと気づいた。
完璧を目指すより、続けることの方が大事だ。
進行速度を変えた3つのこと
具体的に、何が変わったか。
自分が実践してきたことを正直に書く。
1つ目は、朝や午前中に考える時間を作ったことだ。
今日も朝7時に起きて、午前中にブログを書いた。
アイデアが出やすく、思考がよく働く。
改めて、朝や午前中の時間の価値を感じている。
頭がクリアな時間を使い切ることで、一日の質が全然違う。
2つ目は、睡眠をしっかりとるようにしたことだ。
朝起きた時の目覚めの感覚で、体調の良し悪しがわかる。
「もう少し寝たいな」なのか、「よし、起きよう」と思えるのか。
よっこいしょとベッドから起きるのか、すっと立ち上がれるのか。
前日にトレーニングして筋肉痛があっても、この感覚が全然違う。
それが睡眠の大切さを、体で感じている理由だ。
3つ目は、時間を最も大切に扱うようになったことだ。
以前は夜ダラダラ過ごすことが多かった。
「寝るのがもったいない」と思っていた。
でも、それは間違いだった。
睡眠をしっかりとることが、朝の思考の質を上げる。
朝の思考の質が上がると、午前中の時間が最高に使える。
その連鎖が、1日の価値を上げることに気づいた。
睡眠は時間を削るものじゃない。
時間の価値を上げるための投資だった。
コントロールできることに集中する
老いは止められない。
体力が落ちることも、ホルモンが変化することも、止められない。
でも、コントロールできることはある。
睡眠の質。食事の選択。時間の使い方。体の動かし方。
これだけ整えれば、老いの進行速度は変わる。
コントロールできないことに悩む時間より、コントロールできることに集中する時間の方が、ずっと価値がある。
それが50代になってたどり着いた思想だ。
過渡期を抜けた先に、もう一度動き出せる自分がいる
コロナの時期、気持ちが上がらなかった。
震災の時も、同じだった。
渦中にいた時は、全てが「老い」に見えた。
でも抜けてみると、わかった。
あれは過渡期だった。
通訳に挑戦した時、また動き出せた。
ブログを始めた時、また前を向けた。
老いは止められない。
でも、動き出すことはできる。
進行速度は、自分で変えられる。
50代はまだ、過渡期の途中だ。
抜けた先に、もう一度動き出せる自分がいる。
