管理人プロフィール
バマ
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチこのブログは、50代からの人生再設計の記録です。
高校時代、英語の赤点を何度も取った。
それでもアスレティックトレーナーになりたくて、アメリカの大学に飛び込んだ。
夢は叶った。やりたい仕事もできた。
でもその中で、自分の力不足を感じることもあった。承認欲求に振り回されることもあった。家族との暮らし、周りとの関係、さまざまな葛藤を抱えながら走り続けた。
気がつけば、もう50代になっていた。
プロとアマチュア、両方の現場でアスレティックトレーナー・トレーニングコーチとして25年以上、選手と向き合ってきた。体づくりだけじゃない。ケガを抱えた選手のメンタルケアにも深く関わってきた。「心が整うと、体の回復が変わる」その瞬間を、何度も見てきた。
でもいつの頃からか、自分自身のことは後回しになっていた。
コロナの頃だろうか。やる気が出ない。情熱が薄くなる。気力も体力も落ちていく。周りに同年代が少なくなって、悪い意味で慣れてきた。家族のために、仕事のために。そうやって走り続けるうちに、気がつけば自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。
そして50代に入ってから、その傾向はさらに進んでいった。老いを感じる瞬間が増えた。体が思うように動かない。回復に時間がかかる。「もう脇役でいい」と、どこかで自分に言い聞かせるようになっていた。
若い頃あれほど持っていた、自分を優先する感覚が、いつの間にか完全に消えていた。
そんなとき、転機が訪れた。
あるプロジェクトで英語通訳に抜擢された。外国人選手と付かず離れずで生きてきた。でも「通訳」は別の話だ。得意とは言えない。評価が下がるかもしれない。そんな不安があった。
それでも思った。
「これが、最後のチャンスかもしれない。」
飛び込んだら、思った以上にやれた。頭がどんどん回り始めた。
そのとき気づいた。
「俺、まだできるじゃん。」
それから朝5時に起きるようにした。コーヒーを淹れて、誰にも邪魔されない時間に思考を整える。
人生を変えたのは大きな決断じゃなかった。この小さな習慣だった。
体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。その記録をここに残していく。
完璧じゃなくていい。転んでもいい。
5年後、大切な人に「ありがとう」と言える自分でいるために。
守りから、前へ。
同じように踏み出そうとしている50代の誰かと、一緒に歩いていきたい。
