見て見ぬふりをやめた日|50代が体脂肪と向き合った3ヶ月
見て見ぬふりをしていた。
ずっと。
50代のお腹周りは、そういうものだと思っていたから。
家族にいじられても、気にしないふりをしていた
お腹周りのことは、家族にずっといじられてきた。
でも気にしなかった。
いや、正確には「気にしないふりをしていた」。
50代になれば、ぽっこりお腹はある意味デフォルトだ。
そういうものだと思っていた。
50代というフィルターをかけて、自分に優しくしていた。
裸の王様だった、と今は思う。
意を決して、数字を見た
ある日、体脂肪計に乗ることにした。
ずっと避けてきた。
見た目でなんとなくわかっていたから、あえて確認しなかった。
気がついたら家がゴミ屋敷になっていた。
水が首の高さまで来ていた。
そこまで来ていたから、現実と向き合うことにした。
自分を本当に好きになるために、その数字を知ることにした。
それだけだった。
まず睡眠を変えた
最初に手をつけたのは睡眠だった。
食べてすぐ寝ない。
最低でも2時間は空ける。
消化されないまま寝ると、そのまま脂肪として溜まっていく気がした。
睡眠時間そのものも確保するようにした。
疲れを翌日に持ち越さない。
それが体脂肪と向き合う土台になった。
食事を絞った
次に食事を変えた。
肉は鶏肉一択。
皮と脂肪は取り除く。
脂肪分はほぼカット。
間食しない。
酒を飲まない。
ジュースも飲まない。
腹いっぱいに食べない。
3食、できるだけ同じ時間に食べる。
正直、以前の食事にはストレス発散の側面があった。
仕事を頑張ったからご褒美、という感覚だ。
食事がいかにストレス発散の道具になっていたか、やめてみて初めて気づいた。
ただ、妻の手料理だけは例外にした。
時間をかけて愛情を込めて作る料理は、全てをポジティブにしてくれる。
その安心感は心身ともにいい作用をもたらすと、体で覚えているから。
心配をかけたくなかったし、残さず食べた。
家族との外食や職場での食事は、自分でメニューを選んで対応した。
食事の優先順位が「自分のため」になった瞬間、迷いがなくなった。
嫌いなランニングをやった
運動はトレーニング後のバイクをランニングマシーンでのランニングに変えた。
正直、ランニングは嫌いだ。
今も好きではない。
最初は時間があったので週5日、3日やって1日休むペースで続けた。
今は仕事が忙しくなり、月8〜10回が目標になっている。
1回あたりトレーニング1時間10分、ウォーク&ランニング30分、ストレッチ20分。合計2時間だ。
それでもやめない理由がある。
やりたくないことをやることで、自分を大切にしているという感覚を、自分自身に示したかった。
NO pain NO gain。
罰ではなく、自分への愛情として走った。
3ヶ月で出た数字と、次の課題
2月から本格的に始めて、3ヶ月が経った。
体脂肪率5%減。
体重8キロ減。
数字は正直に動いた。
第1目標だった体脂肪を減らすことは、ひとまず達成できた。
ただ、体重が落ちた分、筋量も一緒に落ちてしまった。
2頭追うもの1頭も得ず——まずは1頭を仕留めた。
次は筋量を取り戻す番だ。
見て見ぬふりをやめた日から、体は少しずつ変わり始めた。
今日もトレーニング後、ランニングマシーンに乗る。
好きじゃないけど、やる。
それだけだ。
