体を整える

更年期と回復力の関係|50代は老いではなく過渡期だった

bamadice

50代になって、気づいたことがある。

あの時期、自分は更年期だったのかもしれない。

渦中にいた時は、全くわからなかった。


気づかなかった。渦中にいたから。

コロナの時期のことだ。

仕事が強制的に休みになった。

選手や人との接触も激減した。

家にいても、やることがわからない。

自重トレーニングはしていた。

でも、将来への不安が頭から離れなかった。

企業も減益になっていた。

いつ解雇されてもおかしくない状況だった。

何も準備していない自分への焦り。

眠れないから昼寝して、夜眠れなくなる。

睡眠が不規則になった。

時間があるのに、何をしていいかわからない。

ゲームや動画、アニメに時間を費やした。

「今しかできないから」と言い聞かせながら。

後から振り返ってみると、あの時期から更年期っぽくなっていたのかもしれない。

渦中にいる時は、全くわからなかった。


東日本大震災の時と似た感覚だった

コロナの時の気持ちの重さに、覚えがあった。

東日本大震災を経験している。

あの時も、全然気持ちが上がってこなかった。

精神的なダメージの大きさが、コロナの時と似ていた。

あの時の経験があったから、余計に気づくのが遅れたのかもしれない。

「またこの感覚か」と思って、やり過ごしてしまった。

社会からの隔離。

将来への不安。

年齢的なものも重なって、よくわからない状況だった。

疲れやすい。気持ちが上がってこない。

これは老化現象なのか、更年期なのか。

渦中では判断できなかった。

それが正直なところだ。


テストステロンが下がるということ

50代の男性に起きる変化のひとつが、テストステロンの低下だ。

テストステロンは男性ホルモンの一種で、気力・体力・回復力に深く関わっている。

これが下がると、疲れやすくなる。

気持ちが上がりにくくなる。

眠りが浅くなる。

トレーニングコーチとして、選手たちの体と向き合ってきた。

コーチとして選手の体を見てきたから、変化には敏感なつもりだった。

でも自分のことは、意外とわからないものだ。

それほど、変化はゆっくり静かに進んでいく。


動き出したきっかけは、一歩踏み出すことだった

気持ちが本当に上がったきっかけは、通訳の仕事へのチャレンジだった。

やったことがないことに、飛び込んだ。

その瞬間から、何かが変わった。

50代になって、これからの人生を考え始めた。

定年までもう少し。

一区切りのゴールが見えてきた。

50代って、正直、重い数字だと思っていた。

死に近づく年齢というか、終わりが見えてきた感覚があった。

でも、一歩踏み出した時に気づいた。

これは終わりじゃなくて、再設計の入口だ。


50代は老いではなく、過渡期だった

テストステロンは、確かに下がる。

体力も、若い頃とは違う。

でも、これは老いではなく過渡期だとわかった。

この時期を抜ければ、また上がってくる。

体も、気力も、少しずつ戻ってくる。

コントロールできるものに集中する。

睡眠を整える。食事を選ぶ。体を動かす。

それだけで、回復力は変わる。

渦中にいた時は、全てが「老い」に見えた。

でも今はわかる。

あれは過渡期だった。

通訳に挑戦した時、ブログを始めた時、また動き出せた。

50代はまだ、過渡期の途中だ。

抜けた先に、もう一度動き出せる自分がいた。


ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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