筋トレだけじゃ足りなかった|50代が気づいた、柔軟性の大切さ
出張先の朝、体がバキバキだった。
腰と背中が張って、首から背中の裏側まで固まっている。
起き上がった瞬間に、今日はまずストレッチだと思った。
40代の自分は、力で解決していた
体が張っている時の対処法は、昔から決まっていた。
マッサージに行ってほぐしてもらう。
フォームローラーや硬いボールで張っているところを潰す。
そしてそのまま、さらにトレーニングで上書きする。
張っているからこそ、動かして解決しようとしていた。
今思えば、体の声を聞いていなかった。
それで通用していたから、疑わなかった。
力で黙らせていただけだ。
歩くことも、運動も、筋肉を縮める作業だ
50代になって、体の仕組みをちゃんと考えるようになった。
歩くことも、トレーニングも、日常のあらゆる動作は筋肉を縮める作業だ。
縮める作業ばかりを続けて、伸ばす作業を追加しないと、動く範囲がどんどん狭くなっていく。
五十肩がその典型だ。
肩周りの筋肉が縮んで固まって、腕が上がらなくなる。
あれは突然なるわけじゃない。
伸ばす作業をサボり続けた積み重ねだと思っている。
筋力を維持することは大事だ。
でも筋肉をスムーズに動かすためには、伸ばす作業もセットじゃないといけない。
筋トレだけじゃ、足りなかった。
フォームローラーで解いてから、ストレッチで伸ばす
今朝は15分、丁寧にほぐした。
まずフォームローラーで固まったところをならす。
ごちゃっとなったゴムを解くイメージだ。
背中、腰、もも裏。
部分的に固いところを一箇所ずつほぐしていく。
それからストレッチで筋肉全体を均一に伸ばす。
ゴムをしっかり伸ばすイメージ。
腰をひねって、もも裏を伸ばして、もも前を伸ばして、股関節周りをゆっくり解放していく。
この順番が大事だ。
いきなりストレッチしても、固まったまま引っ張るだけになる。
ほぐしてから伸ばす。
その流れで初めて体が動くようになる。
自分の体を労ろうと思うようになってから
ストレッチをマストにしたのは、体の仕組みを理解したからだけじゃない。
自分自身のことを考えるようになって、自分の体を労ろうと思うようになってから、より強くそう感じるようになった。
40代の頃は体を道具として使っていた。
50代になって、体を大切にする対象として見るようになった。
トレーニング後のストレッチはマストにしている。
出張先の朝も、時間を作ってやるようにしている。
今朝みたいに体がバキバキな時は、特に丁寧に時間をかける。
体の柔軟は、心の柔軟でもある
面白いことに、体をほぐすと頭も整理される。
ハムストリングスを緩めると腰が楽になる。
別の部分を解決すると、メインの問題が間接的に好転する。
体は全部繋がっているのだ。
体が固まっていくと、考えも凝り固まっていく。
体と会話しながらほぐしていくと、思考も一緒に解れていく気がする。
体の柔軟は、心の柔軟でもある。
今朝の15分が、今日一日の体と心の準備になった。
出張先の曇り空の下、ストレッチを終えた体は、すっきりと軽かった。
