なんとなくをやめた|50代が手に入れた、根拠のある習慣の作り方
気がついたら、やめていた。
1日3〜5杯が当たり前だった
朝、仕事中、帰宅後。
気づけばコーヒーを1日3杯飲むのが当たり前になっていた。
仕事中にお昼を挟むと、4〜5杯になる日もあった。
しかも、正直に言う。
夜にコーヒーを飲んでも眠れていた。
それが、変な自信になっていた。
「俺はカフェインが効かない体質だ。他の人とは違う。」
根拠は何もない。
ただ眠れていたから、そう思い込んでいた。
酒を飲んでも顔に出ないから「俺は酒が強い」と思うのと同じだ。
謎の優越感。
謎の特別感。
その思い込みが、なんとなく飲み続ける理由になっていた。
カフェインと睡眠の関係を知った
カフェインが睡眠の質を下げる——そう聞いて、少し調べてみた。
カフェインの覚醒作用は、摂取してから数時間続く。
夕方以降に飲んだコーヒーが、深夜まで体に残っていることがある。
睡眠が浅くなる。
疲れが抜けにくくなる。
「なんとなく飲んでいた」習慣に、初めて根拠が見えた瞬間だった。
知ってしまったら、やめるしかない。
根拠のない行動を続ける理由が、なくなったのだ。
考えてみると、今まで続けてきた習慣の多くに根拠がなかった。
なんとなく食べていた。
なんとなく飲んでいた。
なんとなくやっていた。
「なんとなく」の正体は、だいたいストレス発散か、惰性だった。
根拠のない行動に気づいた時、やめるかどうかを一度だけ考える。
それだけでいい。
時間を軸に決めた——シンプルなルール
やめ方は難しく考えなかった。
「お昼以降は飲まない」。
それだけだ。
3時のおやつの時間、甘いものを食べてもコーヒーは飲まない。
代わりにノンカフェインのお茶か水にする。
仕事の合間に飲みたくなっても、時間を軸に判断する。
この単純なルールで、夕方以降のカフェインがなくなった。
気づいたら自然にやめていた。
禁断症状もなかった。
強い意志も必要なかった。
「知ったから変えた」——ただそれだけだった。
コーヒーだけじゃなかった
習慣を見直し始めると、他にも「なんとなくやってたこと」が見えてきた。
間食をほとんど取らなくなった。
夜のご褒美のアイスを食べなくなった。
エナジードリンクも手が伸びなくなった。
食事でも、鶏肉の皮を外すようになった。
ロースの脂肪部分を取り除いて食べるようになった。
どれも劇的な変化じゃない。
小さな積み重ねだ。
効果がどの程度かは、正直わからない。
他にも色々やっているから、どれが何に効いているのか分析するのは難しい。
でも、それでいいと思っている。
体にいいことをしているという感覚が、すでに自分への信頼になっている。
完璧にはほど遠い。
でも、昨日より少しだけ体に正直に生きている。
それで十分だと思っている。
ご褒美の対象が変わった
自分を好きになりたかった。
そのために、体脂肪を減らすことを決めた。
なら、その弊害になるものを取り除くのは当然だ。
以前のご褒美は、メンタルへのものだった。
疲れたから甘いものを食べる。
頑張ったからアイスを食べる。
ストレス発散が、食べることと直結していた。
今は違う。
ご褒美の対象が、フィジカルに変わった。
60代以降もやりたいことができるように、今から体への先行投資を始めた。
ストレス発散を「今」ではなく、「未来への投資」に変えた。
なんとなくやっていたことを、一つひとつ問い直した先に、この感覚が生まれた。
今朝も、コーヒーはお昼まで。
それだけを決めて、今日も始まる。
