G-2YWFZQWQLR 少しずつ、捨てていく|50代が気づいた、本当の断捨離の意味|50代からの人生再設計

少しずつ、捨てていく|50代が気づいた、本当の断捨離の意味

bamadice

散らかってると、急に片付けたくなる。
昔からそうだった。

物理的な整理が、思考を整える

勉強の合間に、急にスイッチが入る。
気づいたら片付けを始めていて、最後までやり切っていた。

当時は気分転換のつもりだったと思う。
でも今振り返ると、思考がまとまらない時に、物理的に片付けることで、頭の中も整っていたんだと気づく。
空間と思考は、繋がっていた。

ブログで「整える」を始めてから、その感覚が言葉になってきた。
暮らしを整える、思考を整える、
自分を整える。
書きながら気づいたら、部屋も整え始めていた。

おうちカフェの空間を作るために、デスク周りを片付けた。
景色が大切だと思ったから。
スペースがあるからゆったりできる。
余白は、思考の余白でもあった。

空間が整うと、思考のノイズが減る。
それを体が先に知っていた。

時間に追われていた朝が変わった(暮らし#7)

捨てるルールを作った

衣服の処分から始めた。

「いつか使うだろう」「もったいない」という気持ちで、ずっと残してきたものがあった。
思い切って、ここ1年使っていないものは処分することにした。
ちょっと余白として、まだ使いそうな未練のあるものは残したけど(笑)。
妻に「もう少し片付けたら」と言われて、一気にやった部分もある(笑)。

やってみてわかったのは、お金の価値ではなく、今自分が使っていることで価値があるということだ。

価値のあるものも、使わなければ無価値と一緒だ。
「いつか使う」のいつかは、永遠に来ないかもしれない。
もしまた必要になったら、新しいものを買えばいい。
必要だから買う。
必要でなければ買わない。
ただそれだけだ。

時間をお金で買うようになった(暮らし#11)

そう気づいてから、もう一段階先の発想が生まれてきた。

使っていないものを持ち続けることは、スペースだけじゃなく、思考も奪っていた。

定期的に手放す、という思考

その発想が、日常品の選び方も変えていった。

以前は靴下も、穴が開いたら交換していた。
でも今は、定期的に新しいものと交換するようにしている。
消費期限というか、定期メンテナンスというか。
劣化する前に手放す、という発想だ。

ゴムが伸びて、いつ穴が開くかわからない状態で使い続けるより、良い状態のうちに交換する。
同じものを複数買ってローテーションする。
そのために、1年で交換できる価格のものを選ぶようになった。

携帯を5年使うと、いろいろと不便が増えてくる。
服も10年着ているものがある。
物持ちがいいのか、交換が面倒なのかわからないけど(笑)。
でも古くなればなるほど、パフォーマンスは落ちる。

「いいものを長く」は本当に欲しいものだけでいい。
日常で使うものは、費用対効果が良いものを使って、潔く手放す。
常に良い状態のものを使い続ける方が、長い目で見てずっと気持ちがいい。

劣化を我慢して使い続けることより、良い状態を保ち続けることの方が、長い目で見てずっと豊かだ。

アウトレットの服と、他人軸の自分

でも、そもそもなぜ物が溜まるのか。
捨てられない理由を突き詰めると、買い方に行き着いた。

昔はアウトレットで服を買うことが多かった。
サイズが多少合わなくても、1年落ちのデザインでも、ブランド品を安く大量に手に入れられるアウトレットはちょうどよかった。
ブランドが自分の価値を上げてくれると信じていたから。

そして買った服は、なかなか捨てられなかった。
トレンドが変わってもいつかまた着るかもしれない。
そういう保険をかけながら、クローゼットの奥に残していた。

結局、他人の評価を基準に買って、他人の評価が変わることを恐れて捨てられない。
物が溜まる本当の理由は、そこにあった。

自分の人生を、自分で選び直す(自分#18)

多少サイズが合わなくても「ブランドだから」という満足感があった。
誰かに「いい服だね」「おしゃれだね」と言われれば、それでよかった。
着させられていた、という感覚が正直なところだ。

冬でも生足でスカートをはく高校生を見て、「おしゃれは我慢」という言葉を思い出す。
寒くても、他人の評価のために自分の感覚を後回しにする。
あの頃の自分も、同じことをしていたんだと今更ながらに気づく。

今はユニクロでいい。
自分にフィットするサイズで、着心地のいいものを選ぶ。
それだけで、毎朝の服選びのストレスが減った。

ブランドで自分の価値を上げようとしていた。
今思えば、自分に自信がなかったのかもしれない。
でもそれに気づけたことが、一番の収穫だと思っている。

自分に合わせるのではなく、自分に合うものを選ぶ。
それだけで、少し自由になれた。

少しずつ、手放していく

断捨離は、一気にやるものじゃないと思っている。

完璧にやろうとすると続かない。
少しずつ手放していく。
1年使っていなかったら手放す。
未練があるものは少し残す。
そのくらいのゆるさでいい。

手放すたびに、少しだけ空間が生まれる。
その空間が、思考の余白になる。
余白があるから、本当に大切なことを考えられるようになる。

思考も同じだ。
いらない考えを手放すことで、本当に大切なことに集中できる。
もったいない精神は大切だけど、抱え込みすぎて身動きが取れなくなっては元も子もない。

捨てることは、失うことじゃない。
自分に戻っていくことだ。

少しずつ捨てていくことで、少しずつ自分に戻っていく。

今日も出張先のホテルの部屋を、チェックアウト前に少し整えた。
それだけで、今日一日の頭が少し軽くなった気がした。

満足感の質が変わった日(自分#19)

ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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