情報を取らなくなった|50代が選んだ、脳のリソースの使い方

バマ

50代に入って、テレビを見なくなった。

ニュースも見なくなった。
事件、事故、芸能ゴシップ。
気づいたら、興味がなくなっていた。

以前は「世の中のことを知っておくべき」という感覚があった。
新聞を読むことは素晴らしい。
情報を持つことが、社会人としての成熟の証だ、と。

でも今は、その感覚が薄れている。

情報を取らない選択が、暮らしを整えることだと気づいた。

「世の中を知ることが大切」という刷り込み

子どもの頃から、情報を持つことは良いことだと教わってきた。

新聞を読む大人は賢い。
ニュースを見ていないと話についていけない。
知識が豊富な人が、社会では評価される。

そういう刷り込みが、どこかにあった。

でも50代になって、ふと考えた。

それは本当か。

事件を知ったところで、自分はどうなるのか。
芸能人のゴシップを知って、何が変わるのか。
変えられない事実に対して、頭のリソースを使うことが、本当に必要なのか。

答えは、必要ないだった。

変えられない事実に、脳のリソースを使う意味

事件や事故のニュースを見ると、気分が重くなる。

それは当然だ。
人が傷ついたり、亡くなったりする話は、誰でも気持ちが沈む。

でも自分には何もできない。
変えられない事実がある。
知ったところで、それをどうすることもできない。

ネガティブな感情だけが残って、脳のリソースが削られていく。

50代になって、体力と同じように、脳にも限りがあることがわかってきた。

使える集中力、処理できる情報量、感情を動かせる回数。
全部有限だ。

変えられない事実のために、そのリソースを使う必要はない。

そもそも今の時代、情報は選ばないと向こうから勝手に入ってくる。
スマホというデバイスが常に手元にある。
テレビをつければ流れてくる。
意識しなくても、情報は積み上がっていく。

インプットが多すぎると、自分で考える時間がなくなる。
いつの間にか、他人の思考を自分の思考だと勘違いしてしまう。

情報から距離を置くのは、デトックスじゃない。
自分の思考を取り戻すための時間だ。

若い頃と50代では、情報との付き合い方が違う

若い頃は、情報をインプットすることが成長だった。

世の中のことを知る。
様々な価値観に触れる。
自分の知らない世界を広げる。
その時期に、いろいろなことを知り、経験する必要があったのは理解できる。

でも50代は違う。

自分が何を必要としているかが、ある程度わかってきた。
価値観も、判断基準も、ある程度整ってきた。

取捨選択できる年代になった。

若い頃→情報をインプットすることが成長
50代→必要なものだけ、自分で取りにいく

この転換が、自然に起きていた。

今の自分の、情報との付き合い方

情報を遮断したわけじゃない。

わからないことがあれば調べる。
必要だと思った本を読む。
仕事に関係することは、意識してインプットする。

ただ、以前と大きく変わったことがある。

インプットより、整理整頓の時間の方が多くなった。

ブログを書くことが、その装置になっている。
新しい情報を入れるより、すでに自分の中にあるものを言語化する方が、今の自分には価値がある。

ブログを書くと、自分が何を考えていたかが見える。
知識が増えるより、自分の輪郭が整う感覚がある。

情報は入れるより、整えることで初めて自分のものになる。

情報を取らなくなって、何が変わったか

以前は、人と話すネタのために情報を取ることもあった。

「これを知っておかないと、話についていけない」という感覚があった。情報が、コミュニケーションのための道具になっていた。

今は違う。
知らなくても、困らない。

スマホの記事をパッと見ることはある。
でも費やす時間は圧倒的に減った。
興味もほとんどない。
ただ、世の中のことを全く知らないのもどうかという感覚で、たまに確認する程度だ。

正直に言うと、知らなくて困ったことは、ほとんどない。

天気以外は。

情報を選ぶことも、暮らしの設計だ

情報を取らない選択は、無知じゃない。

50代の脳のリソースには限りがある。
何を入れて、何を入れないか。
それを自分で決めることが、暮らしを整えることに直結している。

変えられない事実に感情を消費するより、自分の思考を整えることに時間を使う。
必要な情報だけ、自分で取りにいく。

情報を選ぶことも、50代の暮らしの設計だ。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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