自分を整える

自分を好きになるということ

bamadice

─50代になって、自分との関係が少し変わった

「自分を好きになる」という言葉への違和感

これまで、いろいろな書籍を読んだり、
さまざまな人のブログを読んできた。

その中で、何度も目にしてきたフレーズがある。

「自分を好きになる」

相手を好きになることは理解できる。
異性に好意を抱いたり、
気の合う人と友達になったり。

けれど、「自分を好きになる」という感覚は、
50代になるまで、どうにも腹落ちしなかった。

分かるようで分からない。
理解できそうで、しっくりこない。

そんな感覚がずっとあった。


頭では分かっていた。でも腑に落ちていなかった

最近、
エリック・ジョーゲンソン氏の著書
『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラビカント』を読んだ。

その中に出てきた
「自分自身を好きになる」という言葉が、
これまでとは少し違う意味で響いた。

それは単なる前向きな自己肯定の話ではなく、
もっと根本的な視点の話だった。

進化の過程で、生き残ってきたのは
優れた頭脳や強靭な体を持つものではなく、
環境の変化に適応できたものだという考え方。

人の評価で、自分の価値が決まるわけではない。
出来事そのものよりも、

それをどう受け止めるか、
満足するか、不満に感じるかを決めているのは
結局、自分自身なのだという視点。

マインドは、生まれつき固定されたものではなく、
少しずつ自分で更新していけるもの。

そんな感覚を、この本を通して受け取った気がした。


船底にこびりついたような思考の癖

それでも、ネガティブな状況に置かれると、
ついこんなことを考えてしまう。

嫌な上司が変わってくれたらいいのに。
面倒そうな案件だから、誰かのところへ行ってくれればいいのに。

自分はイケメンじゃないから、異性からモテない。
高望みしてはいけない。
自分の能力はもう限界に近い。

今から変わるのは難しい。
今さらでは、もう手遅れだ。

こうした思考は、
50年以上生きてきた人生の中で、

船底にこびりついたフジツボのように、
簡単には剥がれない習慣

として、ずっとへばりついている。


それは「事実」ではなく、自分の思考だった

でも、あるとき気がついた。

これらはすべて、
自分の思考の中で思い描いていることだということに。

言い換えれば、

自分の考えひとつで
変えられる余地があるということ。

決して、絶対的なものではない。

今だからこそ、
これまでの経験と思考を重ねてきた今だからこそ、
ようやく理解できたのだと思う。


変化に対応するということ

あとは、
少しずつ一歩を踏み出せるかどうか。

理屈では分かっていても、
これまで積み重ねてきた考え方や行動を
簡単に手放せるわけではない。

年齢を重ねるほど、
慣れたやり方のほうが楽で、
変わらない選択をしてしまいがちになる。

新しい考え方を受け入れることも、
これまでと違う行動を選ぶことも、
思っている以上にエネルギーを使う。

だから、
大きく変わろうとしなくていい。

昨日と少しだけ違う選択をする。
いつもなら避けていたことに、
ほんの一歩だけ近づいてみる。

その積み重ねが、
今の自分に合った形で前に進むということなのかもしれない。


50代からの「自分を好きになる」という感覚

50代というのは、
そういう意味では、

この荒波の中で、
まだ果敢に挑戦できる年代なのかもしれない。

「自分を好きになる」とは、
完璧になることでも、
過去を否定することでもない。

まだ変われる余地があると、
自分に許可を出すこと。

そう思えるようになった今、
少しだけ自分との付き合い方が変わってきた気がしている。


まとめに代えて

これは、
誰かを説得するための文章ではなく、
自分自身と向き合った記録だ。

だからこそ、
同じように立ち止まっている人の心にも、
何か小さなヒントとして届けばいいと思っている。

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バマ
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体と心を整える
暮らしの案内人
体と心をやさしく整える暮らしを提案。
25年以上、プロ・アマチュア選手の体づくりやリハビリ、メンタルケアに携わってきた経験をもとに、日常で無理なく実践できる習慣やヒントを発信しています。
「今日できる小さな一歩で、体と心を整え、毎日を軽やかに変える」
趣味: 散歩・軽い筋トレ・ストレッチ(リラックス音楽と共に)・読書・音楽鑑賞・アニメ
モットー: 「今日できる小さな一歩で、体と心を整え、毎日を軽やかに変える」
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