モヤモヤの正体は愛情だった|50代が霧を晴らしていった話
何かが引っかかっている。
でも何なのか、言葉にできない。
50代のモヤモヤって、そういうものかもしれない。
モヤモヤの正体を探っていた
50代になって、頭の中にずっとモヤがかかっている感覚があった。
仕事は続けている。
トレーニングも続けている。
ブログも書いている。
でも何かがすっきりしない。
そのモヤモヤの正体を、ずっと探っていた。
最初は「お金の不安だ」と思っていた。
住宅ローン、子供の学費、老後の資金。
数字で考えると、確かに不安はある。
でも正直に掘り下げていくと、違った。
モヤモヤの正体は、お金への恐怖じゃなかった。
家族を悲しませたくない、という愛情だった。
不安定な仕事、という現実
結婚する前のことだ。
妻の親が、こんな話をしていたと聞いた。
「トレーニングコーチみたいな不安定な仕事、大丈夫なのか」と。
正直、怒る気にはなれなかった。
俺も親だったら、同じことを思うから。
サラリーマンと比べて、収入は安定しない。
保証もない。
家族は安定を好む。
不安定は不安なのだ。
それでもこの仕事を選んだ。
選び続けてきた。
でもその言葉が、心のどこかにずっと残っていた。
家族に不安を与えていないか。
心配させていないか。
そのモヤモヤが、お金への不安という形で頭に出てきていたのかもしれない。
妻に話さないと決めた理由
モヤモヤを妻に話すことは、今はしていない。
まだ実際には起きていないことで、不安にさせたくない。
モヤモヤという霧の中を、俺が先に進んで道を確かめている感覚だ。
家族はまだその霧の中にいる。
でも俺が先に行って「こっちで大丈夫」と確認しながら、少しずつ進路を変えていく。
極端に違う道ではなく、そっちの方向へゆっくりと。
パートナーと一緒に不安を共有して解決するやり方もある。
それが合う人もいると思う。
でも俺のやり方は、不確定なことは自分で確かめてから話す。
確認したことだけを共有していく。
それが今の俺には合っている。
ブログと行動で整理していった
モヤモヤを整理するのに一番効いたのは、ブログを書くことだった。
頭の中にあることを言葉にする。
書いているうちに、自分が何を恐れているのかが見えてくる。
恐怖の正体がわかると、少しだけ軽くなる。
でも気づいたことがあった。
怯えているだけでは、何も変わらない。
恐怖に対して解決策を考える。
その一歩目を出せていなかったことが、モヤモヤの根っこだったのかもしれない。
人生の時間は有限だ。
複利で考えれば、今動き出すことと後回しにすることでは、5年後・10年後に大きな差が生まれる。
その感覚が腑に落ちた時、ただ怯えていた自分から、動き出す自分に変わっていった。
頭で考えるだけでは恐怖は消えない。
行動と整理を繰り返すことで、少しずつ正体が見えてくる。
ブログはまだ収入になっていない。
でも副収入への種を蒔いている。
動いているという事実が、モヤモヤを少しずつ晴らしていく。
気づいたことがもう一つある。
それまでの俺は、周りの状況や立場を理由に逃げていた。
「環境がこうだから」「立場上難しい」——そういう言い訳が得意だった。
でも自分で決断できることなら、今すぐできる。
その当たり前に気づいた時、思考も行動も言動も、少しずつ変わっていった。
不安が好奇心に変わりつつある
モヤモヤという霧は、まだ完全には晴れていない。
でも少しずつ薄くなってきた。
霧の向こうに、道がいくつかありそうだということは、なんとなく見えてきた。
どの道を選ぶかはまだわからない。
でもその霧の向こうを覗きたいという気持ちが、恐怖からワクワクに変わり始めている。
家族のために怯えていた俺が、家族のために動き出した。
それだけで、霧は少しずつ薄くなっていく。
