思考を整える

人に助けられて、生きている|AI時代に気づいた、人との繋がりの本質

バマ

先日、普段あまり関わりのない同僚に助けてもらった。
その時に気づいた。
最後に頼れるのは、やっぱり人だった。

実家の電話にかけた時代

昔、好きな女の子に電話をかける時は、実家の電話番号しかなかった。

受話器を持ちながら、ドキドキしながらダイヤルを回す。
誰が出るかわからない。
本人がいるかどうかもわからない。
待ち合わせはドキドキしながら早めに現地に行って待つのが、当たり前のセオリーだった。

今はどうだ。

スマホ一台で、すぐ連絡できる。
すぐ居場所がわかる。
待ち合わせのドキドキも、電話口の緊張も、もうない。

便利になった。
でも、余白が消えた。

AIにできること、人にしかできないこと

AIが浸透した今、自分の中に無意識の使い分けがある。

調べること、考えること、整理すること。
これはAIに頼む。
物理的に動かなきゃいけないこと、自分でできることは自分でやる。
どうしても無理な時だけ、人に頼む。

ただ、その「人に頼む」がなかなかできなかった。

借りを作りたくない。
嫌な顔をされたくない。
自分でできることはできるだけ自分で解決する。
そのマインドがずっとあったから。

50代になって、少しだけ人に頼れるようになってきた。
それだけでも、変化だと思っている。

普段関わりのない同僚が、二つ返事で動いてくれた

先日、出張中に連絡を見逃したことで問題が起きた。
自分ではどうにもできない状況だった。
現地にいる同僚に、わざわざ時間を割いてもらって解決してもらった。

普段あまり関わりのない同僚だった。
頼みづらかった。
正直、どうかなと思った。

でも二つ返事で動いてくれた。

その瞬間、本当に助かったと思った。
と同時に、ふと考えた。
自分がその立場だったら、どうしていたか。

人によって、大変だと感じることもあれば、たいしたことないと受け入れてくれることもある。
その葛藤があるのが、人間という生き物だ。

AIは全部許容してくれる。
でも人間は、そうじゃない。
その違いが、人間らしさだと思う。

最後に頼れるのは、家族だった

仕事の話だけじゃない。

妻の作る食事を食べると、安心する。
理屈じゃない。
病気をした時に頼れるのも、妻だ。
子供たちが気を遣ってくれて、いろんな話題を持ってきてくれる。
それだけで生活に活気が生まれる。

家族と過ごすと、ホッとする。

最後に自分を信じてくれる存在がいる。
その事実が、自分一人では生きていけないということを、静かに教えてくれる。

人間という存在の、最高のスパイス

AIがどれだけ進化しても、人の痛みや温かみ、葛藤は再現できない。

頼みづらいけど頼んでみたら助けてくれた。
自分がその立場だったらどうしていたか。
借りを作りたくないけど、助けてもらわないと生きていけない。

その葛藤こそが、人間という存在の最高のスパイスだと思う。

そのスパイスを、辛いから味わい深いに変えられるのが、50代の大人なのかもしれない。

今日も誰かに助けられながら、自分のペースで前に進んでいく。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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