出張先を整える場所に変えた|50代が実践する時間のデザイン術

bamadice

これは誰だ。
鏡を見て、そう思った。

自分を蔑ろにしてきた結果が、そこにあった。


時間に支配されていた、あの頃の出張

以前の出張は、こんな感じだった。

仕事が終わると同僚や友人からの誘い。
断るのも悪いし、せっかくだからと飲みに行く。
気づけば夜遅くなって、眠りも浅い。

翌朝は当然、起きるのが遅くなる。
時間がないから、前日にコンビニで買っておいたパンをかっこんで仕事へ。

時間に追われていた。
正確に言うと、時間に支配されていた。

出張だから仕方ない。
そう思っていた。


転機は、鏡の前だった

「これは誰だ。」

目の下のクマを見て、そう思った。
疲れ果てた自分がそこにいた。

情けなかった。
気づかないふりをしてきた代償が、鏡の中にいた。

まず、回復させなければ。

最初に変えたのは睡眠だった。
飲み会を断って、早く寝る。
それだけ。

しばらくして、朝の目覚めが変わった。
すっきりしている。
なんとなく、体が軽い。

劇的な変化じゃない。
でも「なんとなく軽い」という感覚が、
次の一手を踏み出す力になった。

睡眠が整ってくると、次は食事が気になり始めた。
何を食べるか、どう食べるか。
体に入れるものを、少しずつ意識するようになった。

トレーニングは以前からしていた。
でも有酸素運動は、ずっと後回しにしていた。

鏡を見て、お腹周りが気になった。
だから30分だけ追加した。
ウォーキングとランニングを組み合わせた、たった30分。

脂肪を燃焼させるというより、 自分のためにその30分を使うという感覚だった。

鏡の前の自分が、少しずつ変わっていった。
「これは誰だ」から「これが自分だ」に変わるまで、時間はかかった。
でも確実に、変わっていった。


出張の意味が、変わった

気づいたことがある。

以前の自分は「出張だから勿体ない」という思い込みがあった。
その土地の美味しいものを食べなければ。
せっかくだから誰かと飲まなければ。

でも今は違う。

家族といる時間は、全力で家族へ。
それ以外の時間は、自分へ。

出張先は、誘いや外食のチャンスではなく 自分時間を確保できる場所になった。

社会から外れてしまうかもという不安で 誰かとつるむことをやめた。

自分がそうしたい時に、彼らとの時間を作る。
それだけでいい。


今の出張の朝

早く寝る分、朝早く起きられる。

今回の大阪出張、朝6時からトレーニングを2時間半。
シャワーを浴びて、プロテインを飲む。
朝食をゆっくり食べる。

仕事の前にすでに、1日の価値が上がっている。

以前は仕事が始まる時点で、すでに消耗していた。
今は仕事が始まる時点で、すでに整っている。

この差は、思った以上に大きい。


1日の価値は、自分でデザインする

ノルマは作らない。

トレーニングも、ブログも、食事も 「やらなければ」ではなく「やりたいからやる」という余白を残す。

縛られると、続かないから。

出張先だから特別なことをするのではなく。
出張先だからこそ、自分をデザインできる。

誘いを断ることは、人間関係を壊すことじゃない。
自分がそうしたい時に、その人たちとの時間を作ればいい。
それだけでいい。

1日の終わりに問いかける。
今日は、自分にとって価値ある時間だったか。

答えがYESなら、それでいい。

50代になって気づいたことがある。
時間は誰にでも平等に与えられてるけど その価値は自分でしか決められない。

出張先のホテルの部屋も、整える場所になる。

鏡の前で「これは誰だ」と思ったあの日から 出張の意味が、静かに変わっていた。

あなたの出張も、整える場所になれる。

ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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