骨折り損より、最小限のダメージへ|50代が身につけた、変化に対応する暮らし方

バマ

明細を見ていたから、気づけた

カードの明細は、ちょくちょく見る方だ。
その習慣のおかげで、今回の不正利用にも早めに気づけた。

見覚えのない請求があった。
金額は4万円ほど。
あるサブスクサービスの名前で、身に覚えのないチャージが入っていた。
契約した覚えもないし、使った記憶もない。
何かの間違いであってほしいと、正直思った。

様子を見た数日、そして判断

すぐには動かなかった。
無料サービスの一時的な仮チャージかもしれないと思い、数日は様子を見た。
心のどこかで、大事にしたくない気持ちもあったんだと思う。
連絡するのも面倒だし、勘違いだったら余計な手間になる。
そう思いながら、明細をもう一度確認する日々が続いた。

でも、さらに不正なチャージが来た。
ここで判断した。
動かないと、無駄なお金を失い続ける。
すぐにカード会社に電話し、カードの再発行を決めた。
オペレーターに状況を説明しながら、なぜもっと早く動かなかったんだろうという後悔も、少しよぎった。

判断の速さに、自分でも驚いた

この判断の速さに、自分でも少し驚いた。
以前の自分なら、もっと長く様子を見て、なんとかならないかと模索して、結局深手になっていたかもしれない。
脳のリソースを使い続けて疲れるだけで、結局なんの解決にもならない。
そういうケースが、昔は多々あった。

今回は違った。
心配を抱え続ける方が、しんどい。
動いて損切りする方が、結果としてダメージは小さい。
そう判断できたこと自体が、優先順位が明確になってきた証拠なんだと思う。

戦々恐々としながらも、いい機会

カードはまだ再発行されていない。
再発行された後、何をこのカードで引き落としていたか、一件ずつ確認して、変更していく作業が待っている。
正直、戦々恐々としている。
サブスクの数だけ、忘れていた契約が出てくるはずだ。
何年も使っていないのに払い続けているサービスも、きっとある。

それでも、これはこれでいい機会だとも思っている。
普段は気にも留めていない支払いの全体像を、棚卸しできるきっかけになる。

対応する力をつける

生活していれば、こういうイレギュラーな災難は避けられない。
それを完全になくそうと頑張っても、その労力に見合う結果がついてくるとは限らない。
税金だって同じだ。
払うこと自体は変えられないし、政治のせいにして批判したところで、見返りは薄い。
骨折り損に終わるケースの方が、実際には多い。

物価は上がり続けるし、サブスクの値上げも当たり前のようにやってくる。
使っていれば、そうなるのが今の世の中だ。
受け入れる受け入れないという話ですらなく、それが現実として、ただそこにある。

世の中が変わるスピードは、これまで以上に加速している感覚がある。
デジタル化も、値上げも、制度の変更も、こちらの都合とは関係なくやってくる。
50代になると、特にデジタル領域の理解が追いつかず、動きが遅くなりがちだ。
その変化に対応できないと、自分のペースで生きていくことすら難しくなる。

身軽な暮らしを設計する

だから、対応する力をつけると同時に、生活そのものを身軽にしておくことも大事だと思う。
使うカードの数を減らす。
銀行口座を2つくらいに集約する。
契約しているサブスクを把握して、使っていないものは解約する。
数が多いほど、どうしても目が届かなくなる部分が出てくる。

競馬で言うところの斤量みたいなものだ。
年齢を重ねるほど、そのハンデは自然と増えていく。
身軽にしておかなければ、フットワークはどんどん重くなる。
カード明細をこまめに見ているのも、実際は使った金額を把握するため、収支を管理する目的でやっているに過ぎない。
契約の中身や、口座の全体像まで棚卸ししているわけじゃない。
見ている範囲の外側では、気づかないまま積み重なっているものが、きっとある。
雨漏りのように、見えないところで少しずつお金が漏れ続けていても、気づけないままかもしれない。

ダメージをゼロにしようと粘るより、最小限に抑えて次に切り替える。
それに加えて、そもそも漏れが起きにくい、身軽な暮らしを設計しておく。
今回のカードの一件は、その両方を試された小さな一場面だったんだと思う。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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