自分を整える

職場の友達付き合いがしづらいのは、年齢差じゃなかった|50代が気づいた、距離感の正体

バマ

職場の人と友達付き合いがしづらいのは、年齢差のせいだと思っていた。
でも、違ったかもしれない。

「色をつけてくる」問題は、上司や部下だけじゃなかった

さっき、ある記事を書いた。
優秀な部下も、経験のある上司も、悪い人間じゃないのに厄介だと感じてしまう。
その理由は、能力じゃなく「色」を持ち込んでくるかどうかだった、という話だ。

書き終えた直後、ふと気づいた。
これ、上司や部下だけの話じゃない。
職場の人間関係全般に、そのまま当てはまるんじゃないか。

他部署の人とは、なぜか気軽に仲良くなれる

同じ空間で働いていない、他部署の人とは、なぜか気軽に仲良くなれる。

仕事に関わりがないわけじゃない。
必要な情報があれば、聞きに行くこともある。
それでも、向こうから自分の仕事を邪魔してくることはない。
指示も口出しもされない。

ペースを乱されることが、まずない。

そういう距離感の相手とは、何気ない会話がしやすい。
世間話も、軽い愚痴も、気を遣わずに交わせる。
先週も、他部署の数人を誘って軽く飲みに行った。
仕事の話は数分で終わって、あとは趣味の話でひとしきり盛り上がった。
仕事の話じゃなくて、ただの雑談ができる相手として。

逆に、同じ職場で日々顔を合わせる相手には、なぜか壁を作ってしまう場面がある。
仲が悪いわけでもないのに、何気ない会話が続かない。
誘おうと思っても、一歩踏み出せない。

苦手なタイプを、書き出してみた

自分に合わないと感じるタイプを、思いつくまま書き出してみた。

色をつけてくるタイプ。
厄介事を持ち込むタイプ。
ペースを乱してくるタイプ。
マウントを取ってくるタイプ。
パーソナルスペースにズカズカ入ってくるタイプ。

どれも、直接何かを言われたわけじゃない。
ただ、一緒にいると、自分のペースが少しずつ削られていく感覚がある。
それだけだ。

こうして並べてみて、気づいたことがある。
表面上は違うタイプに見えても、根っこは全部同じだった。

年齢でも、目的思考の癖でもなかった

年齢の差だと、ずっと思っていた。
世代が違うから、話が合わないんだと。
以前、目的のない会話が苦手だという記事も書いたことがある。
あの時は、長年の仕事で染みついた「目的思考」の癖のせいだと結論づけた。

でも、今日の気づきを通すと、もう一段違う理由が見えてくる。

年齢でも、目的思考の癖でもなかった。
結局は、自分のペースを乱すかどうかという物差しで、無意識に人との距離を測っていた。
同じ職場かどうかも、年齢が近いかどうかも、実はそこまで関係なかったのかもしれない。

20代の頃は、こんなふうに理由を分析したことはなかった。
ただ合うか、合わないか。
それだけで人付き合いを決めていた。
歳を重ねて、感情の理由を一つずつ言葉にできるようになったこと自体、悪くない変化なのかもしれない。

近づいてくる理由も、遠ざかる理由も、同じ法則だった

理由がわかったことで、少し気持ちが軽くなった。
避けているんじゃなく、ちゃんと理由があったんだと思えたからだ。
人付き合いが下手なわけじゃなかった。

そう考えると、部下が自分に近づいてくる理由も、同じ法則で説明がつく気がしてきた。

自分が他部署の人を選んで話しているのと同じように、部下の側にも選択がある。
近づいてくる部下は、ペースを乱される可能性より、自分の考え方や技術から得られるものの方を優先している。
仕事への興味、学びたいという欲。
それは、若い頃の自分がまさにそうだったから、今ならよくわかる。

厄介だと感じれば距離を置く。
利益や学びがあれば近づく。
それは自分にも、部下にも、共通して働いている法則だった。
この見方を通すと、選手との距離感——仲がいい、悪い、どちらでもない——も、なんとなく説明がつく。

わからなかったことが、状況を整理することで、少しずつわかるようになってきた。
50代になって、こんなふうに人間関係の見え方が変わるとは思わなかった。
それを踏まえた上で、どう接していくか。
答えはまだ途中だが、ヒントは掴めた気がしている。

距離感の正体も、結局は自分を理解できていなかったからなのかもしれない。50代になって、自分がわからないことに気づいたのも、同じ根っこにある気がする。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました