思考を整える

疲れた時こそ、ルーティンを崩さなかった|50代が見つけた、心のインフラの守り方

バマ

仕事の都合で、夜遅くに寝ることがある。

そういう夜に、俺がまず考えることがある。
明日の時間配分だ。

「完璧にやる」より「やった事実を作る」

夜12時に寝て、朝8時に出発しなければならない日があるとする。

身支度と朝食で45分。
睡眠を7時間確保する。
そうすると、朝の時間は15分しか残らない。

それでも、その15分を使う。

完璧な朝じゃなくていい。
大事なのは「やった事実を作る」ことだ。

15分でも朝の時間を持てた。
コーヒーを一杯飲んだ。
それだけでいい。
その事実が、気持ちを「いつも通り」に近づけてくれる。

崩すのは簡単、立て直すには時間がかかる

ルーティンを一度崩すと、戻るのに苦労する。

以前、疲れを理由にトレーニング後の有酸素運動を省いたことがあった。
最初は「今日だけ」のつもりだった。
でもその言い訳は翌日も翌々日も使えてしまった。

たった2週間のことだった。
でも体力は落ち、体脂肪は増えた。
元に戻すのに、その倍以上の2ヶ月以上かかった。

体力が落ちると、行動に移すだけのエネルギーが枯渇する。
思考も落ちる。
メンタルにも影響が出る。
50代は特に、ここが重要なファクターだと思っている。

崩すのは一瞬だ。
でも立て直すには、時間と労力がかかる。

守る順番を決めておく

だから、優先順位を決めておく。

一番は睡眠だ。
体力が落ちれば思考も落ち、メンタルにも影響する。
やりたいことが十分にできなくなると、価値ある時間も幸福度も下がる。
全ての土台が、睡眠にある

次に朝の時間。
たとえ15分でも、朝に価値あるものを作り出す。
その日の最低幸福度を確定させることで、気持ちに安定が生まれる。
1日を余白を持って過ごせるようになる。

そして朝のコーヒー。
コーヒーはスイッチだ。
一杯飲んだ瞬間に、今日も始まったと体が認識する。

この3つさえ守れれば、たとえ15分の朝でも、気持ちの土台は保てる。
逆に、どれか一つでも崩れると、1日の感覚が変わる。
だから順番を決めることが大事だった。

40代の頃、ルーティンは「義務」だった

40代の頃、リカバリーといえばご褒美だった。

メンタルが疲れているから甘いものを食べる。
体脂肪が増えても、メンタルの安定の方が大事だからと言い聞かせていた。
そこまで食べたくなくても、なんとなく食べて満足していた。

コーヒーも同じだった。
胃がもたれていても、眠気を抑えるためにカフェインを入れる。
義務感で飲んでいた。

睡眠は「5時間確保できればOK」という感覚だった。
眠いのは疲れているからで、仕方ないと思っていた。
夜はだらだら過ごして、疲れを吹き飛ばすご褒美で帳尻を合わせていた。

ルーティンが「やらなきゃいけないもの」になっていた時期は、体も思考も、じわじわと消耗していた。

50代になった今、その感覚が変わってきた

ルーティンは、価値や幸福を生み出すための行動で、それを毎日確定させる仕組みだ。

「やらなきゃ」から「これが自分の土台だ」へ。

その転換が起きてから、ルーティンを守ることが義務ではなく、自分への投資に感じられるようになった。

ルーティンが土台になると、1日全体が変わる

ルーティンを投資として捉え直してから、1日の設計が変わり始めた。

3つのルーティンが固まってから、前日にスケジュールを組めるようになった。
仕事以外の時間の使い方、余白の作り方、リカバリーの設計。
1日の充実度が上がった。

充実度が上がると、価値ある時間の使い方が増える。
積み上がるものが増える。
それが趣味になり、自分にとって大切なものに変わっていく。
幸福度も上がり、生活に張り合いが出てくる。

ルーティンがあるからこそ、さらに1日の中身を洗練させていける。

朝の時間を使ってブログを書く。
自分自身を整えながら、新たな気づきが生まれる。
余分なものが整理されていく。
将来への投資になる。
思考が言語化される。

全ての事柄が繋がって、意味を持ち始める。

それがルーティンを守り続けた先に、待っていたものだった。
50代の今が、一番充実しているとすら思えるのは、そのサイクルが回り始めているからだと思っている。

疲れた日ほど、崩さない

疲れている日ほど、ルーティンを崩したくなる。

でも疲れている日ほど、崩してはいけないとも思っている。

心が不安定な時こそ、いつも通りの行動が支えになる。
完璧じゃなくていい。
15分でも、一杯のコーヒーでも。

ルーティンは、心のインフラだ。

インフラは、調子がいい時より、しんどい時にこそ必要になる

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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