思考を整える

1日の濃さが変わった|40代は仕事で動き、50代は時間で動く

バマ

同じ24時間なのに、1日の感覚がまるで変わった。

40代の頃と今とでは、時間との付き合い方が根本から違う。

40代の1日——仕事が終わったら、今日は終わり

あの頃の1日は、仕事を中心に回っていた。

仕事が終わった瞬間に「今日も終わった」という感覚になる。
やり切った達成感があるから、夜はゆっくり過ごす権利があると思っていた。

ストレス発散という名の行動が始まる。
間食、お菓子、飲みに行って美味しいものを食べる。
夜遅くまでゲームをして、動画やアニメを見る。
気づけば睡眠は5時間だ。

でも当時はそれが「しょうがない」と思っていた。
疲れているのは仕事のせいで、睡眠不足のせいじゃない。
仕事の妨げになりそうなことはできるだけ避けて、残りの時間はストレス発散に使う。
そのサイクルが当たり前だった。

なぜそうなっていたかは、今ならわかる。
家族を養わなければいけない。
収入を増やしたい。
40代は仕事に全振りするのが自然な時期だった。
それは意志の問題じゃなく、生活の必然だったのだ。

当時の自分を責める気にはなれない。
あれはあれで、精一杯だった。

50代の1日——時間を設計するようになった

今は違う。

1日の終わりに考えることが変わった。
今日の睡眠時間は足りるか。
食事は何時に終えられるか。
明日の朝は何時に起きられそうか。
トレーニングを入れる隙間はあるか。

仕事は時間枠のひとつになった。
仕事以外の時間をどう使うかが、1日の本題になっている。

1日単位だけじゃない。
1週間のスケジュールを頭に入れながら、やるべきことが予定通り進んでいるかを確認する。
余白ができたら何もしないことも大事だと知っている。
ぼーっとする時間も、設計のうちだ。
40代の頃は思いもしなかった発想だ。
気づけば、時間という概念で動くようになっていた。

「時間という概念で動く」ようになった。

軸が増えると、時間のマネージメントが必要になる

この変化の背景には、3軸という考え方がある。

自分・家族・仕事。
この3軸を持つようになってから、時間の使い方への意識が変わった。
仕事だけが軸だった頃は、時間を管理する必要がなかった。
仕事に使えばよかったからだ。

軸が増えると、おのずと時間をマネージメントしなければならなくなる。
人によっては趣味が軸になることもある。
その軸の数だけ、時間を意識するようになる。

そしてこれは、衣食住が安定してきた結果でもある。
お金にとらわれない生活になってきたから、仕事以外に目を向けられるようになった。

40代に全力で仕事をしたから、今がある。
順番が違ったら、この50代はなかったかもしれない。

1日の密度が、濃くなった

今、1日が濃いと感じる瞬間がある。

朝のゴールデンアワー。
トレーニングをやり切った日。
仕事でうまくいった日。
家族と食事に行ったり、どこかへ出かけたりした日。

3軸——自分・家族・仕事——のどれかが充実した日に、1日の密度を感じる。
3つ全部が揃った日は、特別な充実感がある。

同じ24時間でも、何を軸に生きるかで、1日の濃さはまるで変わる。

40代の1日も、精一杯だった。
でも50代の今の方が、1日が長く感じる。
濃いからだと思っている。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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