起きる時間がバラバラでも続けられる|50代のルーティン設計術
正直に言う。
私は「完璧な朝活」をしていない。
仕事が夜10時に終わる日もある。
運がよければ6時に終わる日もある。
だから睡眠時間を確保するために、朝7時に起きる日もあれば、今日みたいに5時台に起きる日もある。
起きる時間は、毎日バラバラだ。
それでも、朝は整えられる。
50代になって気づいた。
完璧な朝を作ろうとするから続かない。
土台だけ守ればいい。
第1層|必須ルーティン、1時間だけ
起きたら、まずインスタントコーヒーを淹れる。
こだわりはない。
飲めればいい。
忙しい朝に時間をかけるより、さっと飲める方がいい。
トレーニングコーチとして体にこだわる仕事をしながら、朝のコーヒーはインスタントだ。
それでいいと思っている。
コーヒーを飲みながら朝食を食べる。
その間、家族の朝を眺める。
女子の準備は、想像以上に時間との戦いだ。
髪を整えて、メイクをして、服を選んで。
昨日からやっとけばいいのにと思うことを今日に回して、あれどこいった、これに合ってるかな、朝食食べる時間がないと、朝から騒々しい。
でも、この騒々しさが、ある意味幸せの時間でもある。
これだけだ。
身支度も含めて1時間。
それだけを毎日必ず確保する。
起きる時間が7時でも5時でも、この1時間は変わらない。
睡眠時間が短い朝も、仕事が早く終わった朝も、この1時間だけは同じように流れていく。
シンプルだから続く。
完璧じゃないから続く。
第2層|黄金のルーティン、時間が取れた朝だけ
第1層を確保した上で、出発まで時間が取れた朝がある。
そういう朝だけ、第2層に入る。
ボサノバをかける。
コーヒーをもう一杯淹れる。
MacBookを開く。
ブログを書く。
今日みたいな朝だ。
ボサノバは、朝という時間にテンポを緩やかに与えてくれる。
誰も起きていない朝5時に、緩やかに時間を加速させていく感覚がある。
これから始まる慌ただしい朝へのウォームアップというか、思考をゆっくりと奥深く働かせてくれる、耳から脳への信号というか、振動というか。
心地よく一日を始めるための音楽だ。
→ 朝5時が教えてくれたこと|50代が手に入れた、1日の最低保証
これは毎日じゃない。
できる日だけやる。
ボーナスタイムだと思っている。
義務にした瞬間に、しんどくなる。
だから第2層は「できたらラッキー」くらいの温度感でいい。
でも、この時間が来ると嬉しい。
ボサノバが流れて、コーヒーの香りがして、画面に向かう。
仕事前のこの時間が、一日を前向きにしてくれる。
土台だけ守れば、あとはボーナス
50代になると、思い通りにならないことが増える。
仕事の時間も、体の状態も、家族のことも。
完璧なルーティンを設計しても、現実がその通りにいくことは少ない。
だから発想を変えた。
完璧な朝を目指さない。
土台だけ死守する。
そしてもうひとつ、気づいたことがある。
黄金のルーティンを生み出せるかどうかは、前日に決まる。
仕事を終えた時点で、翌朝どれだけ時間が取れるか、もう見えている。
今夜10時まで仕事なら明日は第1層だけ。
早く終われば黄金の朝が来る。
その見通しが前日の時点で明確になっているから、翌朝の使い方への満足度が上がる。1日の価値が上がる。
幸福度を上げる要因のひとつが、実は前日の設計にあった。
第1層の1時間さえ守れれば、その日の朝は「整った」と思っていい。
第2層が来たら、それは黄金の朝だ。
不規則な生活の中で続けられる理由は、ここにある。
高い基準を持たないこと。
でも、絶対に譲らない土台を持つこと。
朝は「完璧に整えるもの」じゃない。
守るものだ。
そして黄金の朝は、前日の自分が贈ってくれるものだ。
土台があるから、黄金の朝が輝く。

