強がりが効かなくなってきた|50代が気づいた、40代との体の違い
40代の頃、体は頑張れば応えてくれた。
筋肉痛も、翌日には出て次の日には落ち着いていた。
今は2日目に出て、そこから2〜3日かけて和らいでいく感じだ。
睡眠が5時間でも、なんとかやれた。
階段がキツくても、「まだまだいける」と思えた。
多少無理をしても、翌日にはリセットされる感覚があった。
変わったのは、じわじわとだった。
ある時から、体が正直に教えてくれるようになった。
ゴムが劣化してきた感じ
大袈裟かもしれないが、そんな感覚がある。
筋肉の動きが悪くなったのか、違和感という症状が増えてきた。
急に関節が痛くなる。
体の動きにキレがない。
40代にはなかった感覚が、じわじわと増えてきた。
歩くスピードも変わってきた。
周りの人たちより、明らかに遅い感じがし出したのは50代になってからだ。
今は意識して歩くスピードを速めるようにしている。
それで、ようやく普通に保てる感じだ。
階段の上り下りも、息が上がる感じが本当にしんどいレベルになってきた。
40代は「キツいけどまだいける」だった。
50代は、頑張ること自体が体への負担になる。
強がりが効かなくなってきた。
それが正直なところだ。
寝るにも、条件が必要になった
40代は5時間睡眠でも、なんとかやれていた。
50代の5時間は違う。
1日中、眠気との戦いになる。
しんどいまま朝を迎えて、そのしんどさを引きずったまま1日を過ごす。
その代償が、じわじわと体に出てくる。
朝、起きるのが辛いだけじゃなく、その辛いまま1日を過ごすことになる。それが50代だ。
気づいたことがある。
50代は、寝るにも体力がいる。
寝れば回復するのではなく、回復できる条件を整えてあげないと、睡眠の質が下がる。
夜の時間を削ることへの「もったいなさ」より、
翌日の1日を続けるための睡眠時間の確保の方が、ずっと大事になってきた。
夜が短くなったのではなく、優先順位が変わったのだ。
リカバリーの最低条件が上がった
これが50代の体の現実だと思っている。
40代は、多少無理をしても翌日には戻れた。
50代は、無理をした分だけ取り返しに時間がかかる。
リカバリーに必要な最低条件が、確実に上がってきた。
メンテナンスを体の内側からしていかないと、
取り返しがつかなくなるのではないかという危機感が芽生えてきた。
体重も同じだ。
40代では扱えていた体重が、50代になると重くのしかかってくる。
関節が悲鳴を上げ始め、心臓への負担が増し、リカバリーにも影響してくる。
今は体重を8kgほど落として生活しているが、
50代としては扱いやすい、負担が少ない、ちょうどいい重量という感じがしている。
体重を落とす前は、明らかに燃費が悪かった。
50代のエネルギー量では、運動や外出より家でゴロゴロする方を選ぶのが当然の状態だった。
40代ならまだそのエネルギー量で動けた。
そこが、年齢の違いを実感する大きな部分だ。
だから今、こうしている。
歩くスピードを意識する。
睡眠時間を確保する。
違和感をアラートとして受け取る。
関節の痛みを無視しない。
どれも地味だ。
でも、この地味な積み上げが、50代の体を守る設計になる。
「弱くなった」のではなく、「条件を知った」
40代の自分に、この感覚はわからなかった。
頑張れば乗り越えられると思っていたし、実際そうだった。
でも50代は違う。
頑張り方そのものを変える必要がある。
「弱くなった」のではない。
「条件を知った」のだ。
条件を知って、設計を変える。
50代になって初めて、体のリアルが見えてきた。
そしてそれは、体と正直に向き合い始めたということだと思っている。
