体を整える

肩の神経痛が教えてくれた|50代が気づいた、体という土台の作り直し方

バマ

きっかけは、肩の神経痛だった

最近、肩に神経痛のような症状が出た。
結論から言うと、筋損傷からくる神経症状だったのではないかと思っている。
ストレッチや、ストレッチポールを使った筋膜リリースなど、自分でできることは一通り試した。
劇的に何かが変わったわけではなく、時間とともに少しずつ良くなってきた、という経過だった。

調べてみると、慢性的な炎症が続くと、末梢神経や中枢神経に変化が起こり、痛みが神経障害性の側面を持つようになることがあるらしい。
感覚だけの話じゃなく、そういう仕組みもあるんだと、少し腑に落ちた。

40代までなら、これくらいの負傷はすぐ治っていた

40代までなら、この程度の負傷は自然に、そう時間をかけずに回復していた感覚がある。
でも50代になった今は、回復のスピードそのものが遅くなっている。
おそらく、炎症そのものが治まるスピードも、若い頃の方が早かったのだと思う。
その回復スピードの違いが、「筋肉痛」で済むか、「関節痛」というダメージとして残るかの分かれ目になっているのかもしれない。
同じ運動量、同じダメージ量でも、回復の遅れによって結果が大きく変わってくる。
それが、体の衰えというものなのだと思う。
大したことないはずのものが、大したことあるに変わっていく。

加齢によって関節軟骨の水分量や弾力性が失われていくことも、医学的に裏付けがあるらしい。
関節そのものが、若い頃とは違う状態になっている。
だから今は、早めに対処することが、いわゆる「癖になる」ことを防ぐ鍵なのかもしれないと感じている。

今回も、関節の不安定感がまだ残っていて、このままトレーニングを続けるのは正直不安だった。

補助的だと思っていたエクササイズが、次の日を変えた

不安を抱えたまま、関節安定性を向上させる軽負荷のエクササイズを取り入れてみた。
狙いは、筋の働き(促通)を良くして、機能を取り戻すことだ。
伸びきったゴムに、もう一度張りを戻すような感覚に近い。
萎れかけた花に水をやって、また立たせるような感覚とも言える。

すると、次の日には肩の感じが明らかに良くなっていた。

これまでは、ベンチプレスのような種目に比べて、価値が低いものとして見ていたエクササイズだった。
補助的な、言ってしまえば「おまけ」くらいの位置づけ。
それが、たった一回取り入れただけで、はっきりとした変化を生んだ。

50代にとっては、これがメインなのかもしれない

補助役だと思っていたこの軽負荷エクササイズが、50代にとってはメインとして扱ってもいいくらいの位置づけに感じられた。

これまでは、大きい筋肉を鍛えることばかりに目を向けてきた。
でも、関節を安定させる小さい筋肉こそ、日常生活に直結している。
日常生活も、広い意味では体を動かす行為の連続だ。
より細かい部分にアプローチし、体の状態そのものに時間をかけていく必要が、この年代には出てくるのだと思う。

ある意味、これまでは強い負荷のトレーニングそのものが、この土台の弱さを補ってくれていた部分もあったのだと思う。
でも今は、まずその土台を作り直す必要がある。
50代は、健康という土台そのものを、もう一度作り直す時期なのかもしれない。
体脂肪や基礎代謝を含めた基礎体力づくり、食事の見直しも含めて、体そのものを設計し直す。
関節の話から始まったけれど、行き着く先は結局、そこなのだと思う。

体のプロとして、自分の体で気づいたこと

安定させる筋肉も衰えてきていて、関節のクッションも同時に減ってきているからこそ、この軽負荷のエクササイズが大事だということは、知識としてはわかっていた。
それでも、身をもって体現すると、あらためて納得がいく。
人はやっぱり、経験しないと信じられないのかもしれない。

体のプロとして長くやってきたつもりでも、自分の体で体現して、ようやく気づくことが多い。
経験してわかることばかりだからこそ、自分の発信が、誰かの気づきのきっかけになればいいと思う。

まとめて読むなら|50代の体の整え方

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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