鍛えているのに、怪我をした|50代が気づいた、普段やらない動きという盲点
この程度の運動で、怪我なんてするわけがない。
そう思っていた。
痛みは、突然だった
選手に頼まれて、練習のサポートをしている時だった。
急に、体が変な使い方になった。
えっ、と思った瞬間、右の脇腹に痛みが走った。
普段から、体幹のトレーニングはしている。
ただ、道具を使って、素早く体をひねる動きはしていなかった。
そこに、変なストレスがかかった感じだった。
選手もこうやって怪我をするのだろうな、と思った。
それと同時に、自分なりに分析もできた。
やり慣れていない動きに、体がついていけなかった。
その部分が、傷んだのだと思う。
普段やらない動きを、続けていた
この練習を始めて、まだ1週間ほどだった。
道具を振る動作なんて、ここ何十年もしていない。
トレーニングにも、体幹をひねる動きは入れていなかった。
準備が足りていなかった。
そこに、筋疲労が積み重なった。
道具の重さとスピードを、コントロールしきれなくなっていたのかもしれない。
50代になって、筋力も持久力も落ちている。
そういう状態で、慣れない動きを続けていたのだから、何か起きても不思議ではない。
それなのに、頭のどこかに過信があった。
まだまだ、自分の体を理解していなかった。
30代、40代の頃は、そんなことで怪我はしなかった。
だから、想像もしていなかった。
あの頃の感覚のまま、体を使っていた。
恥ずかしくて、そのまま続けた
痛めた直後は、選手の前だった。
こんなことで怪我をしたのが恥ずかしくて、そのまま続けた。
痛みはあった。なんとか乗り切った。
そのせいで、怪我は少し悪化したかもしれない。
次の日、痛みが増した。
さすがに、脇腹を痛めたことを伝えて、運動を制限することにした。
怪我そのものより、怪我をした自分の方が恥ずかしかった。
そこで見栄を張っても、いいことは何もなかった。
鍛えていても、慣れない動きには弱い
瞬発的な動きは、自分のイメージと体のギャップが大きい。
それが、年齢とともに広がっている。
運動会の親子リレーで、お父さんが転ぶ話は、よく聞く。
お父さんたちは、30代、40代だ。
いつも以上に頑張って、それでも転ぶ。
50代なら、なおさらだ。
選手からも、30代になると走れなくなってくるとか、準備運動をしないと体が動かないといった話を聞く。
50代の体を、甘く見ていた。
鍛えているから大丈夫、ではなかった。
使っていない動きは、鍛えていないのと同じだった。
寂しい。でも、老いは遅らせられる
20代、30代は、動く場面が多かった。
準備をしなくても、体は動いたし、怪我もしなかった。
50代は、そうはいかない。
筋肉を動かしておかないと、耐久力も持久力も落ちていく。
体も硬くなる。
怪我をしやすくなったと、今回は実感した。
怪我だけではない。
よく聞く関節の痛みも、筋力が落ちて運動を筋肉で支えられなくなり、関節への負担が増えることが、一因として考えられる。
気持ちは、まだ30代のつもりでいる。
でも、実際の体の衰えを肌で感じると、やっぱり寂しい。
それでも、老いは遅らせられる。
慣れない動きをする前に、同じ動きを、自分なりに何度か繰り返しておくべきだった。
その部分のストレッチも、入念にやるべきだった。
リカバリーを考えて、続けてサポートせず、休み休みやる手もあった。
後になってから、そう思えてくる。
だからこそ、これからやっていきたいことのために、トレーニングや軽い運動、睡眠、食事を整えていく。
体の衰えは、受け入れる。
そのうえで、抗っていく。
それも、50代のチャレンジなのかもしれない。
→ まとめて読むなら|50代の体の整え方
