思考を整える

理不尽が背中を押してくれた|50代の時間を何のために使うか

bamadice

職場で、納得できない出来事があった。

40代の同僚が、マネージャーに抜擢された。
入社5年。
50代や40代後半の同僚を差し置いて、だ。

正直に言う。
驚きより先に、また来たかという感覚があった。

今まで何度もあった。
上司が人を上手く使おうとする場面。
その度に残念だと思いながら、グループのために呑んできた。
でも今回ははっきりわかった。
愛想が尽きた。

若い部下たちがどんどん辞めていく。
その環境を変えられない自分の不甲斐なさも感じた。
でも同時に、どこかで吹っ切れていた。

そろそろ、この重さを背負わなくていい。


上手く使われていたと気づいた瞬間

今まで取りまとめ役を引き受けてきた。
グループ全員が仕事しやすいように、上司のわがままを受けてきた。
意見もしてきた。
それなりに動いてきた。

でも今回の件で、はっきり見えた。

上司にとって自分は、マネージャーにする存在じゃなく、グループを安定させるための存在だった。

その瞬間、上司への貢献意欲が一気に落ちた。
期待していたわけじゃない。
でも少しだけあった信頼感が、すっと消えた。

そんな扱いだったか、という感覚。
悔しいというより、残念だった。
その感情には正直でいようと思う。


でも答えは、前から持っていた

モヤモヤしながら気づいたことがある。

自分の中には、既に答えがあった。

選手への現場の仕事にはやりがいがある。
これは変わらない。
でも会社や上司から依頼される調整役や根回しは、最低限でいい。
的に貢献する気持ちは、正直もうなかった。

その代わりに、家族と自分のために時間を使いたいと思うようになっていた。
ブログを書く時間、家族と過ごす時間、自分を整える時間。

この方向性は、今回の出来事より前から決めていた。

今回の件は、その決断を確信に変えてくれただけだった。


50代の時間を何のために使うか

若い頃は出世や評価がモチベーションだった。
上に認められること、昇進すること。
それが満足の対象だった。

でも今は違う。

稼ぐための仕事は、やりたいことだけでいい。
選手に貢献できる現場の仕事で十分だ。
そこで生み出された時間を、自分と家族のために使う。

50代になって気づいた、やりがいの方向がいくつもある。

選手と困難を乗り越えて、彼らが活躍する瞬間に立ち会えること。
朝5時から積み上げてきたブログの言葉が、誰かに届くこと。
トレーニングで整えてきた体が、今日も動いてくれること。
家族と過ごす何気ない時間が、実は一番豊かだと気づいたこと。

これが全部、自分のやりがいだ。

出世や評価だけが満足じゃない。
それに気づいた時、時間の使い方が変わった。
幸福感と満足度が上がった。


必然だったのかもしれない

納得できない出来事だった。

でも振り返ると、これは必然だったのかもしれない。

世代交代は自然なことだ。
仕事は若い世代に引き継がれていく。
役職も、肩書きも、そうやって移っていく。

でも引き継がれないものがある。

家族と過ごしてきた時間と思い出。
朝5時から積み上げてきたブログの言葉。
トレーニングで作ってきた体。
選手との間に生まれた信頼関係と歴史。

これは誰にも渡せない。
自分の中にだけあるものだ。

理不尽を呑んでこれたのは、選手のためという軸があったからだ。
その軸は、会社には渡せない。

納得できない出来事が、その確信を深めてくれた。
自分が既に決めていた方向へ、背中を押してくれた。

50代の時間を、何のために使うか。

答えは、もうずっと前から出ていた。

あなたの50代の時間は、何のためにある?


ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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