頭の中に置いておくことが、コストだった|50代が気づいた、思考の断捨離

バマ

頭の中に、ずっと何かが残っている。

解決していない仕事のこと。
誰かに言われた一言。
やらなきゃいけないのに後回しにしていること。
それらが頭の片隅に居座って、じわじわとエネルギーを奪っていく。

気づいたら、思考のリソースが知らないうちに削られていた。

失敗を頭に置いておくと、堂々巡りが始まる

仕事で先送りにしていたことがあった。
忙しさを理由に、ある人の要望を後回しにしていた。

「まだですか?」と聞かれた時、すっかり忘れていた。

悪いことをしたな、と思った。
印象を悪くしたかもしれない。
そこから頭の中で堂々巡りが始まった
忙しかったんだからしょうがない。
でも、もっと早くやるべきだった。
言い訳を考えては、それを打ち消す。
自分を正当化しながら、同時に反省する。

その繰り返しが、寝るまで続いた。

ところが後日、当の本人に話を聞いてみたら、こちらの状況をちゃんと把握していて、忙しいからしょうがないと思ってくれていた。
取り越し苦労だった。
ホッとすると同時に、あの時間は何だったんだろうと思った。

頭の中で大事件になっていたのに、相手はそれほど気にしていなかった。 そういうことは、意外と多い。

他人の言葉も、頭に残すとコストになる

誰かに言われた一言が、ずっと頭に残ることがある。

憤りを感じて、その言葉を頭の片隅に置いておく。
なぜあんなことを言ったのか。
どういう意図だったのか。
そこから思考が広がって、気づいたらかなりのエネルギーを使っていた。

でも確認してみると、相手は大した意味もなく言っていることが多い。
そんな大それたことだとは思っていなかった、という答えが返ってくる。

こちらが勝手に重くしていただけだった。
忘れてしまえば何でもないことを、頭に置いておくことで、無駄にリソースを使っていた。

今は憤りを感じた瞬間に、その言葉を頭から切り離すようにしている。
気になるなら確認する。
確認できないなら、忘れる。
どちらかにする、と決めるだけで、堂々巡りが止まる。

スケジュールも、頭に置いておくと漏れる

「忘れないようにしておこう」と思っていたのに、意外と忘れる。

頭の中で管理しようとすると、それだけでリソースを使う。
常にどこかで「あれ、やったっけ」と確認し続けているような状態になる。
そしてそれでも、漏れる。

Googleカレンダーに入れてしまえば、頭から切り離せる。
トレーニングの時間・ブログを書く時間・家族との予定、どれもカレンダーに入れてしまえば考えなくていい。
ルーティンとして自動化できることは、考えなくていい仕組みにしてしまう。
判断や記憶に使うリソースを、別のことに使えるようになる。

仕組みに任せると、頭が空く。
その空いた部分を、もっと大事なことに使えるようになる。

外に出すと、頭の中が軽くなる

頭の中に置いておくものを、一つずつ外に出していくようにした。
それだけで、思考がずいぶん軽くなった。

そして意外と大きな役割を果たしているのが、妻の存在だ。
普段から何気ない会話をしていると、妻はそのことをちゃんと覚えていてくれる。
「あれ、どうなったの?」と、さらっとリマインドしてくれる。
自分では忘れていたことが、自然と浮かび上がってくる。

意図してリマインドしてくれているわけじゃない。
でも、日常の会話の中に、そういう機能が生まれている。

何気ない会話を続けていることが、脳のリソース整理にも繋がっている。そう気づいてから、妻との会話をより大切にするようになった。

頭の中の断捨離は、物の断捨離と同じだ。
置いておくことにはコストがかかる。
外に出した分だけ、思考が軽くなる。

思考のリソースを減らす|50代が選んだ、お金周りの整え方

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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