体を整える

コンディションの波と付き合う|50代が手に入れた、状況を読んで手を打つという技術

バマ

体調に波がある。

それは50代になったからじゃない。
ただ、波との付き合い方が変わった。

40代は、波の原因が混在していた

40代の頃、コンディションが崩れる理由がよくわからなかった。

仕事のストレス、家庭のこと、自分自身のこと——それぞれに波があって、全部が絡み合っていた。
睡眠時間、生活リズム、脳のリソースの消耗。
何が原因で体が重いのか、何が原因で気持ちが乗らないのか、切り分けができなかった。

その中で一番犠牲になっていたのが、自分の軸だった。

仕事が忙しければトレーニングをやめた。
家庭に問題があれば睡眠を削った。
自分のことは後回しにして当たり前、という感覚が染み付いていた。

50代になって、波の正体が見えてきた

仕事・家庭・自分——3つの軸を意識するようになってから、少しずつ変わってきた。

それぞれの軸が整ってきたことで、波の原因が切り分けられるようになった。
今日は仕事の負荷が高い。
今週は睡眠が足りていない。
脳のリソースが消耗している。
原因がわかると、対処の仕方も変わってくる。

波があること自体は変わらない。
ただ、波の正体がわかるようになった。

状況を読んで、手を打つ

原因が見えるようになったことで、状況に応じた「手」が選べるようになった。

仕事で疲れている時は、トレーニングで汗をかく。
体を動かすと頭の中がリセットされて、すっきりする。
体がしんどい時は、ストレッチでリラックスする。
体をほぐすと、心もほぐれてくる。

メンタルが落ちている時は、家族との何気ない会話が一番効く。
嫌なことや失敗した気持ちが、自然と緩和されていく。
体が純粋に疲れている時は、睡眠で回復する。
朝のゴールデンタイムにブログを書くことで、価値ある時間を作り、幸福度を上げる。

脳のリソースを守ることも、コンディション管理の一部だ。
服を選ぶ、何を食べるか考える——そういった小さな選択の積み重ねが、じわじわとリソースを削っていく。
目的が決まっていれば、選択肢は自ずと絞られる。
考えなくても答えが出るようにしておくことで、脳の消耗を減らせる。

長期のルーティンを守るために、休む

ただ、それでも何もできない日がある。
そういう日こそ、休むという選択が必要になる。

以前は、波が低い日でも無理をしていた。
やらなきゃいけない。
続けなきゃいけない。
そのプレッシャーで、さらに消耗することもあった。

今は違う。
十分な時間が取れない時は、無理に詰め込まず余白に変える。
その余白が、本当の休憩になる。
急いで走り続けるより、立ち止まってみると、近道が見つかることがある。

トレーニングをやらなきゃという義務感で、心と体が疲れ果てている時にやると逆効果になる。
ストイックに食事制限していても、そこに余白のスイーツが入ることで、ちょっと心が回復する。

これは薬と同じだと思っている。
常に使うと効果が薄れる。
ここぞという場面で使うから、効果が高くなる。
休むという選択も同じだ。
常に休んでいては本末転倒だが、ここぞという場面で休む選択ができるからこそ、その効果が最大になる。

長期のルーティンを守るために、目の前のことを勇気を持ってやらない。大枠でできていれば、それはできている。
時間軸を引き伸ばして、大局を見る——そういう発想に変わった。

波の上下を、高い位置で小さくする

コンディション管理の目標は、波をなくすことじゃない。

波の上下を、高い位置で小さくすること。
それが、体力が衰えつつある50代には特に大切になってくると思っている。

状況を読んで、適切な手を打つ。
無理をしない日も、継続の一部として捉える。
脳のリソースを無駄遣いしない。
その積み重ねが、良い状態を長く維持することに繋がっていく。

波と戦うより、波をうまく読んで対処することが、50代の真骨頂かもしれない。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で25年以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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