いつもより、ちょっといい日|50代が気づいた、幸福の上積みの作り方

バマ

いつもより、ちょっといい日がある。
特別なことは何もしていない。
それでも、なぜかその日の幸福度が違う。

妻の食卓が、イベントになる日

妻からLINEが来た。
「今日、何時に帰ってくる?」

なんでと聞き返すと、「牛タン食べ放題やるよ」と返信が来た。

それだけで、帰りが楽しみになった。
先日も「サーモン安かったから、手巻き寿司やるよ」という日があった。
家族でわいわい囲んだ食卓は、食事の内容より、その場の空気の方が後から記憶に残っている。

毎日の夕食は、当たり前にある。
その当たり前の中に、たまにアクセントが入ってくる。
それだけで、普通の夜が家族のイベントに変わる。
特別な準備も、大げさな計画もいらない。
ちょっとした一手間が、食卓の温度を上げる。

そのタイミングを妻はうまく作ってくる。
何気ない日常の中に、さらっとアクセントを差し込んでくる。
そういうセンスが、暮らしを豊かにしているのだと思う。

隙間時間に、やりたいことができた

仕事が早く終わって、4時間ほど時間が空いた。

最近トレーニングができていなかった。
これはやるしかないと思って、そのままジムへ向かった。

スケジュール的には難しかったはずの時間が、偶然空いた。
そこでやりたいことができた。
それだけで、その日の満足度はいつもより明らかに高かった。

狙って作った時間じゃない。
偶然拾えた時間だった。
だからこそ、得した感覚があった。
最近できていなかった分、体を動かした後の充実感がいつもより大きかった。
予定通りの一日より、予定外にうまくいった一日の方が、妙に印象に残るものだ。

娘の数学を、一緒にやった

娘が苦手な数学を教えることになった。
前回のテストで思うような点数が取れなくて、苦手意識がある分、勉強もうまく進んでいなかった。

正直、最初は気乗りしなかった。
仕事の後に時間を費やすには、自分の睡眠を削らなければいけない状況だった。
それでも、娘のために時間を使うことを優先した。

AIを使いながら、久しぶりに高校数学を一緒に解いた。
解き方を調べて、娘に合わせて説明して、問題を一緒に解いていくうちに、自分も脳が久しぶりに動いている感覚があった。

テストで結果が出た。
娘が満足していた。

それが嬉しかった。
睡眠を削ってでも時間を使う価値があった。
家族への貢献が、こういう形でも生まれるのだと気づいた。

上積みが光るのは、日常があるから

牛タンの夜も、隙間時間のトレーニングも、娘との数学も、どれも特別な出来事ではない。

でも、いつもよりちょっといい時間だった。

上積みが幸福になるのは、日常が最低保証されているからだと思う。

毎日の暮らしが安定しているから、そこに乗っかるアクセントが光る。
日常という土台が揺らいでいたら、こんなふうには感じられなかった。

昔は、家族旅行とか、仕事で大きな結果を出すとか、そういう出来事しかイベントと呼べなかった。
小さな上積みを幸福として受け取る感覚が、なかったのだと思う。

でも今は違う。
大きくても小さくても、幸福を感じられるかどうかは、捉え方次第だとわかってきた。
普段の何気ない行動が幸福を生み出すと気づくと、なんでもない日常が、満足できる日常にアップデートされていく。

どう物事を捉えるかで、見え方も感じ方も変わる。
そうやって、1日の価値を高めていきたい。
それが心の豊かさを育てることだし、人生を豊かにしていくことだと思っている。

→ まとめて読むなら|50代の暮らしの整え方

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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