思考を整える

頑張りすぎも、代償になる|50代が雨の朝に気づいた、やめる判断の価値

バマ

トレーニングを続けることに、こだわりがある。

それが今週、少し自分を苦しめた。

準備して、寝た

出張が今週あった。

行くまでの2、3日でトレーニングを済ませておかないと、間が空いてしまう。
そう思って、スケジュールを組み始めた。

でも空いている時間は、朝早く起きて仕事前になんとか作るしかなかった。
その週は台風の影響で雨が続いていた。
気持ち的にも、あまり乗り気じゃなかった。
睡眠を少し削らないと、時間が作れない状況だった。

間を空けたくないという気持ちと、
睡眠を削ってまで無理やり入れることへの違和感。

トレーニングに対してのこだわりが、自分を縛り始めていた。

それでも葛藤のまま、翌朝の準備をして寝た。
やれるかどうかは、朝の自分が決めればいい。
そう思いながら。

朝、やめることにした

目が覚めた。

体の感じを確認した。
窓の外を見た。雨だった。
自分の気持ちを確認した。

今日はやめておこう。

そう決めて、布団から出た。
ゆったりと朝を過ごして、仕事へ出かけた。

不思議と、後悔はなかった。
むしろ、その朝は気持ちが落ち着いていた。

やめる判断をした日の朝は、時間に余裕があった。
コーヒーをゆっくり飲んで、頭の中を整理して、静かに仕事モードに入れた。
そういう朝が、その日1日のテンポを決めていく。

睡眠を削って作るはずだったトレーニングの時間は、そのまま朝の余白に変わった。
どちらでもない、新しい選択肢だった。
やめる判断から、新たな考え方が生まれた。

トレーニングのために、何かが機能しなくなる

後から考えてみると、あの判断は正しかったと思っている。

時間に追われてトレーニングをすると、質が落ちる。
睡眠を削った体でこなすトレーニングは、効果も落ちる。
その分、余計に疲れるだけになる可能性がある。

忙しく朝を過ごすと、1日のテンポが最初から乱れる。
余裕のある朝のスタートを切れないと、その日全体の流れが忙しくなる。
それは、仕事にも、その日の判断にも、じわじわと影響してくる。

トレーニングには、価値ある時間を作り出すという目的もある。
でも、そのトレーニングを無理やり入れることで、他の時間がうまく機能しなくなるなら、本末転倒だ。

頑張ることが、代償になっていた。

1日の半分以上を価値ある時間にできればいい

1日は24時間ある。

その半分以上を価値ある使い方ができれば、それはいい1日だと思っている。

トレーニングの2時間を価値あるものにしようとするより、
睡眠の質を守ること
朝のゆったりした時間を確保すること。
何もしない余白の1時間を持つこと。

その方が、総合的に価値ある1日になる場合がある。

トレーニングをやめた日が、いい1日になることがある。
その逆説に気づいてから、少し楽になった。

結局、バランスが大事ということだ。

無理やり作らなくても、向こうからやってくる

もっとも、正直に言うと、自分はスケジュールがうまくはまった時の爽快感が好きだ。

信号がうまく噛み合って目的地につく感じ。
確保した時間内に、その日の目標を書き切った時の感覚。
やりたいことを次々にこなせた休日の充実感。

余白を作らず、パズルをはめていく。
それがうまくいった時の爽快感に、本来の目的とは別のところで引っ張られていた。

40代まではそれが強かった。
50代になっても、その名残はまだ残っている。

それが、頑張りすぎる原因なのかもしれない。

ちなみに、その翌日の話をすると——。

仕事の予定が一つキャンセルになって、早く終えることができた。
その空いた時間で、トレーニングができた。
結果的に、出張前にやれた。

無理やり作らなくても、向こうからやってくることがある。
時間に余裕があると、そういう流れも来やすいのかもしれない。

頑張りすぎることも、代償になる。
あの雨の朝が、改めてそれを教えてくれた。

思考の整え方の順番は、50代 考えすぎて疲れる理由|四半世紀以上現場に立ってきたトレーナーが見つけた、思考の整え方の順番にまとめている。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました