思考を整える

人を気にしなくなった時が、回復のサインだった|50代が整理した、対人デトックスの設計

バマ

疲れているかどうか、人を見ればわかるようになってきた。

正確には、自分が人を気にしているかどうか、で測れるようになってきた。

対人の受信量が蓄積するほど疲れる。
そう気づいてから、では回復はどうするのかという整理をするようになった。

家族でもしんどい時が、最大疲労状態だった

対人の疲れが蓄積すると、職場の人間関係がしんどくなる。
それはわかる。

でも、家族でもしんどくなる時がある。

妻や子供と過ごしていても、何かが引っかかる。
気を使う。
少し距離を置きたくなる。

そういう時が、自分にとっての最大疲労状態だと気づいた。

職場の人間関係は、仕事という文脈がある。
でも家族は違う。
一番近い場所で疲れが出るということは、もう受信できる余白がほとんど残っていないということだ。

「回復のサイン」に、気づいた

回復しているかどうかも、同じ基準でわかる。

職場で自分から話しかけられる。
人の輪に自然に入っていける。
誰かと目が合っても、気にならない。

人を気にしなくなっている時が、回復しているサインだ。

逆に、人を気にし始めたら疲れているサイン。
誰かの動きが視界に入る。
会話が耳に残る。
その人の今日の状態が気になる。
そういう感覚が出てきたら、受信量が限界に近づいているということだ。

意識してモニタリングしていたわけじゃない。
でも50代になって、その感覚が言葉になってきた。

デトックスになっていたもの、なっていなかったもの

対人の疲れを抜くために、自然とやってきたことがある。

仕事中に、少し離れたところから全体の動きを観察する。
仕事柄、全体を把握する意味合いもあるが、今思うと無意識に人との距離を取りたい時に、そういうポジションを選んでいた。

食事をあえて一人で済ませる。
いつもと違う道を通る。
自分の部屋でゆっくり過ごす。
動画やアニメを見て、その世界観に没頭する。
お風呂でゆっくり一人の時間を使う。

一人カラオケや漫画喫茶も、たぶんこの類だと思う。
やったことはないけど、あの空間の作り方は対人デトックスとして理にかなっている。
完全に一人になれる個室で、周囲を気にしなくていい。

特にアニメは効く。
ドラマは現実の延長線上にある。
アニメは世界そのものが違う。
現実の受信モードごと、リセットできる感じがする。

ただ、やってみて気づいたこともあった。

昔、人が少ない喫茶店を探して読書していた時期がある。
人が多いカフェだと逆に疲れる。
それは受信量が減らないからだ。
自然と人の少ない場所を選んでいたのも、この類だったと思う。

車の運転がそうだ。
一人の空間だから回復できると思っていた。
でも実際には、周りの車の動きを常に気にしている。
対人ではないが、周囲を読む状態は続いている。
完全な受信ゼロにはなっていなかった。

トレーニングも同じだ。
疲れている時は、人が少ない店舗をわざわざ選んで行く時がある。
その選択自体、対人疲労の影響だったんだと今は思う。
周りが気になる時と、気にならない時がある。
気になり始めたら、もうサインが出ている。

受信量をゼロに近づける時間を、意図的に設計する

デトックスの本質は、受信量をゼロに近づけることだと整理できた。

人がいない空間。
周囲を読まなくていい時間。
誰かの状態を気にしなくていい場所。

それが揃った時間が、本当の回復になる。

疲れてから回復するより、疲れる前に設計を入れておく方がいい。
一人で食事する時間を作る。
アニメを見る30分を確保する。
自分の部屋に戻る時間を先に決めておく。

知らない街をあえて一人で散歩する時がある。
誰とも知り合いじゃない場所は、気を使わなくていい。
それが心地いい時は、受信量を減らしたいサインだったんだと思う。

昔は、一人で行動することや一人で食事することを、どこか寂しいと感じていた。
でも今は違う。
目的が変われば、それは必要な選択になる。

人が恋しくなる時も、人が億劫になる時もある。
それは性格じゃなく、自分の中のキャパシティの問題だ。

そのバランスをうまく調整できるようになるのも、50代なのかもしれない。

思考の整え方の順番は、50代 考えすぎて疲れる理由(思考#37・ハブ記事)にまとめている。

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ABOUT ME
バマ
バマ
50代の再チャレンジャー
アスレティックトレーナー/トレーニングコーチ。 プロとアマチュア、両方の現場で四半世紀以上、選手と向き合ってきた。 50代になって気づいた。自分を一番蔑ろにしていたのは、自分自身だった。 体を整え、思考を整え、暮らしを整え、そして自分を整える。 守りから、前へ。
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